梅雨に注意!高齢者がジメジメ季節を乗り切るポイント
梅雨は、湿度が急上昇してさまざまなトラブルに見舞われやすくなる時期。高齢者は特に注意が必要です。
高齢者が梅雨の時期に注意することと対策をお伝えします。
除湿する
蒸れによる皮膚トラブルやダニ・カビの発生、食中毒などは、湿度を下げることでリスクを押さえることができます。
湿度はだいたい50%以下になるように、除湿器などを用いて管理しましょう。
また除湿器や換気扇はこまめに掃除し、ダニやカビの繁殖を防ぐことも大切です。
床や寝具を乾燥させる
布団・シーツ・枕カバーはこまめに取り替えることが理想ですが、悪天候で干せない、寝たきりでこまめな取り換えが難しいこともあるでしょう。そういった場合は布団乾燥機がおすすめです。
食品の取り扱いに気を付ける
梅雨の時期は細菌性の食中毒が起こりやすいため、食品の取り扱いには十分に注意しましょう。
高温多湿の場所に保管せず、冷凍庫や冷蔵庫、涼しい場所に管理することを徹底します。
また料理はすぐ傷んでしまうためなるべく作り置きを避け、余った場合は冷凍保存するようにしましょう。
適度な運動を取り入れる
雨が降ると高齢者は転倒のリスクが高まるため外出の機会が減り、運動不足になってしまいがち。
運動は、室内で安全にできる体操をするほか、室内の掃除を高齢者本人がするだけでも効果的です。高齢者がなるべく身体を動かす機会を意識して作るとよいでしょう。
活動量が減ると筋力の低下によってフレイルの状態に陥り、生活不活発病を引き起こす恐れがあります。
食欲の低下による低栄養や筋力・体力の低下、体を動かさないことによる睡眠の質の低下などを予防するするためにも、適度な運動は大切です。
フレイル(英: frailty, frailty syndrome)とは、健康な状態と要介護状態の中間の段階の状態であり、予備能力低下により身体機能障害に陥りやすい状態のことの総称。

適度な運動を行いストレスを発散することで、気分が沈みがちな梅雨シーズンも楽しく乗り切りましょう。